お願いだから、嘘なんてつかないでほしい。
どんな嘘であれ、些細なものであれ、つかないでほしい。

わたしに、
嘘をつく人なのだと、
認識させないでほしい。
 
 
 
小さなことだとしても、
それを手掛かりとして、
信じられなくなる。

それを手掛かりとして、
不信感が増幅する。
 
 
 
いちど信じられなくなったら、
戻ることは、なかなか難しいもので。
 
 
”わたしたちだけのひみつのお話” は、
特別な気がして、
ぼくは君にだけは全部さらけだしているよと、
聞こえるかもしれないけど、

まったく、浅はかだね。
誰にでもこの人は同じことをするのだろうかと、
なるものだろうに。
もしかしたら自分にも、と、
思うものだろうに。
 
 
 

嘘をつきながら、
欺きながら築く信頼関係など、
ちょいとつついただけで、崩れるものよ。

他はしらない。
わたしは、事実と違うことを告げられるのは、
心の底から嫌悪感でいっぱいになる。
 
 
 
 
内容云々ではない。
どんなちっぽけなことでも、
たとえば約束をキャンセルする理由だとか、
たとえばプリンを食べたとか食べないだとか、
たとえば本当は森に行ったけど、海に行ってることにしといてね、だとか。
事実をねじまげる。その行為だけで。
 
 
 
たった、それだけのこと。
くだらねーと笑われるかもしれないとしても、
わたしはとてもとても嫌で、気持ちが悪い。

たった、それだけのこと。だから。
お願いだから、嘘はつかないでほしい。
必要な嘘なんて、わたしにはひとつもないのだわ。

広告